ブレインスポッティングのトレーニング(Phase1)を受けました

ブレインスポッティングのトレーニング(Phase1)を受けました

2022年4月23〜24日にかけて、目の位置を使ったトラウマ処理の方法である「ブレインスポッティング」のトレーニング(Phase1)を受けていました。

ブレインスポッティングはニューヨークで心理療法を行うデイビッド・グランド博士によって見出された方法です。グランド博士は元々、精神分析(相談者の心に浮かんできたことをセラピストとともに体験する)、EMDR(眼球運動によって脳の情報処理を促す)、ソマティック・エクスペリエンシング®︎(身体の感覚を使って神経系に働きかける)のトレーニングを受けていた方で、それぞれの心理療法の経験を踏まえた実践の中で「どこを見るかで感じ方が変わる」ことに気がつき、記憶と結びついている「目の位置」を活用してトラウマケアを行う方法を見出しました。

実際に臨床で使う際には「指示棒」の先を見ていただいたり、視線を固定しながら身体感覚に意識を向ける、といったことをおこなっていくのですが、まさに精神分析的な「心に浮かんできたものをセラピストと二人三脚で見ていく」、EMDRの「目の位置と脳のつながりを使う」、ソマティック・エクスペリエンシング®︎の「身体感覚を活用する」といったエッセンスが渾然一体となった治療法だと感じます。目の位置を使ってトラウマを処理していくのはEMDRという方法もありますが、ブレインスポッティングも従来の心理療法とは異なった新しい心理療法であると感じました。
相談者さんとして受けてみられると、驚くかもしれませんね。

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