カップルカウンセリング、カップルセラピーについての学びを深めるため、東京英語いのちの電話(TELL)が主催する、アタッチメント基盤の感情焦点化療法(Emotionally Focused Therapy for couples)のワークショップに参加しました。
カップル・夫婦・パートナーの間での不和やコミュニケーションの問題について、2人の相手との関係の作り方・持ち方(心理学では愛着といいます)を元にカウンセリング・セラピーをおこなっていく方法です。
2人の間でいがみ合いや不仲が起こるとき、実はこころの奥にある本心ではなくて、表面的な感情(たとえば怒りやあきらめ)によってコミュニケーションをしていること、そして、些細なことが引き金になって相手の深いところ(たとえば悲しみ、恥、見捨てられること)に刺さってしまい、それがまた表面的なコミュニケーションを引き出してしまう、ということを、私自身もワークを通じて体験しました。
カップルの間でどんなコミュニケーション方法をとっていたとしても、こころの奥で訴えたいことは共通しており、自分は相手にとって重要なのか、相手は自分のために自分のそばにいてくれるのか、そういったことをお互いに気にしているのです。それがわかると、表面的なコミュニケーションがとても切なく見えてくる感じがします。
今回学んだアタッチメント基盤の感情焦点化療法というのは、EASE Mental Managementで使っているAEDP(加速化体験力動療法)や習得中のSomatic Experiencing®︎ととても似ている心理療法で、いま使っている方法ととても親和性が高いなと感じました。
パートナーとの関係に悩む人のカウンセリングや、カップルカウンセリング・カップルセラピーに役立てられるよう、継続して学びを続けていきたいと思います。
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EASE Mental Management 代表、働く人と企業のメンタルヘルスケアとカウンセリングが専門の 公認心理師 / 臨床心理士。精神科・心療内科クリニック、EAP(働く人のメンタルヘルス支援)企業、株式会社ディー・エヌ・エー 専属カウンセラーを経て開業(カウンセラー歴17年)。