Q:少し前に部下ができ、管理職のような役割をすることになりました。
仕事の相談にはこたえることができるのですが、部下の悩みや人間関係、ましてや体調のことを相談されたりすると、どう答えたら良いかわからなくなります。
カウンセリングや傾聴の仕方、相談に乗るときのコツを勉強したいのですが、どんな勉強をしたらいいでしょうか?
A:部下の相談に真剣に向き合おうとしていらっしゃるあなたの気持ちが、まず素晴らしいなと私は感じました。自分の時間と労力を費やして、話の聴き方を勉強しようとされていること、とても応援したい気持ちです。
私の知っている範囲でのお答えになりますが、
●時間とお金がある程度かかっても良いのなら、「産業カウンセラー」の資格取得をお勧めします。https://www.counselor.or.jp/
●時間とお金はなるべくかけたくない、とお考えなら、「メンタルヘルス・マネジメント検定」のテキストで学ばれることをお勧めします。https://www.mental-health.ne.jp/
最近は色々な資格やスクールが出来ていて、私はそれらの全てに詳しい訳ではないので、中にはご希望の内容が学べる資格やスクールもあるかもしれませんが、正直それらの質のことは私はよくわかりません。
今後のキャリアに役立つこと、そして部下をケアする上で役立つ内容を学べるという点では、「産業カウンセラー」と「メンタルヘルス・マネジメント検定」が確かだと思います。
産業カウンセラーの資格を持って、会社の中で相談業務を行っている方は少なくないですし、一般的にも認知されている資格ですので、あなたのキャリアにとってもプラスになるのではと思います。産業カウンセラーは座学+実技(面接)のトレーニングがあるはずですので、企業で働いていて、今後も企業の中で話を聞く必要のある業務を担当されている方にはお勧めです。
メンタルヘルス・マネジメント検定のⅡ種、またはⅠ種も、企業の中で社員のメンタルヘルスケアを行う上で大切なことが網羅されています。テキストだけでは実技(面接)の部分が不安かもしれませんが、企業の中で面談を行う際に必要なことは、きちんと学べると思いますし、知っていることで自信になるのではと思います。
テキストも数千円で買えますし、検定試験も数千円〜1万円程度ですので、ご負担も大きくないかと思います。
あとは、弊社の研修ですね!
理論はもちろんのこと、実技・ワークを丁寧におこなうことで、仕事の場面で迷わない、面談の仕方、対応の仕方をわかりやすく伝えますので、貴社の困っている点を教えてください。その困っている点をピンポイントでカバーする研修・セミナーを、一緒に作っていきます 。
困ったらいつでもお手伝いします!
EASE Mental Management 代表、働く人と企業のメンタルヘルスケアとカウンセリングが専門の 公認心理師 / 臨床心理士。精神科・心療内科クリニック、EAP(働く人のメンタルヘルス支援)企業、株式会社ディー・エヌ・エー 専属カウンセラーを経て開業(カウンセラー歴17年)。