カウンセリングをスターウォーズで解説する

はじめに

突然ですが、STAR WARSは好きですか?
私はスターウォーズシリーズのファンで、9作目の『STAR WARS スカイウォーカーの夜明け』は公開初日に観に行ったほど好きです。

STAR WARSギャラクシーズ・エッジ
カリフォルニアのディズニーランドパークには『ギャラクシーズ・エッジ』というSTAR WARSの世界を再現したエリアがあります。初めて行ったときは大興奮でした。

スターウォーズを知らない方にご紹介すると、9作品からなるシリーズで、1〜3まではアナキン・スカイウォーカーが主人公、4〜6はアナキンの息子、ルーク・スカイウォーカーが主人公、7〜9まではレイという主人公で物語が進みます。

アナキン、ルーク、レイは、それぞれフォースと呼ばれる力の明るい面(ライトサイド)を使って戦う『ジェダイ』と呼ばれる騎士で、フォースの暗黒面(ダークサイド)を使う『シス』の攻撃や支配に対して闘っていくのですが、スターウォーズの面白いところは、フォースというのは精神状態を表していて、同じ人でもライトサイドとダークサイドの間を行き来するのです。

現に、最初の主人公・アナキンは、不満や不信などの感情からダークサイドが強くなり、ついには『シス』のダース・ベイダーとなってしまいます。ルークも怒りや憎しみから、ダークサイドに取り込まれそうになり、レイも自分の中のダークサイドを自覚し苦しみます。また、レイの敵であるカイロ・レンは、『シス』の支配者でしたが、最後には自分の中のダークサイドを克服し、ライトサイドに戻っています。

つまり、誰のこころの中にもダークサイドはあり、状況や境遇によってはダークサイドが強くなったり、ライトサイドが強くなったりするのです。誰かを嫌ったり、憎んだり、悲しんだり、怒ったり、葛藤したり。どんなに素晴らしい人でも、自由や希望など、ポジティブな感情だけではいられないのが、人間というものです。

カイロ・レンは言います。「The dark side is in our nature.(ダークサイドは私たちに自然にある)」と。

ダークサイドの感情は、痛みや苦しみを伴います。普段は見ないようにしていても、節目節目であらわれてはつらくなったり、自分の望む方向へ行くことを妨げたりします。
例えば、新しい仕事に挑戦したいと思っているのに、金銭的な痛みを負ってしまうのではないかと思うととても怖くなって、正常な判断ができなくなってしまう、という例や、過去に◯◯さんから言われた言葉が、今の自分のチャレンジを引き止めてしまう、というような例もあるでしょう。
頭でも心でも、この選択肢がいい、とはわかっている。でも、自分の中の何かが引き止める、ということはよくあります。

恐怖に直面するのを助けてくれる2つの◯◯

自分のダークサイド…つらい感情を見ていくのは、とても怖いでしょう。それはとてもよく理解できます。
We’re gonna show them we’re not afraid.(恐れない姿を見せてやろう)」と言われても、怖いものは怖いのです。
のぞき込んでしまったら、見たくないものに直面するとわかっているので怖いし、なによりつらいので触りたくもない、と感じるかもしれません。

それでも、自分の中にあるダークサイドを見つめて成長したいと思ったときに、助けてくれるものが2つあります。

1つは、自分のライトサイド…誰にでもある、健康的で、力のある部分です。
カウンセリングや心理療法では、この自分の健康的な部分、力のある部分をしっかりとカウンセラーと確認していきます。
今までに成功した経験や、既にできていること、自分の強み、動じない部分、健康な部分に光を当てて、ダークサイドを探索していく下地をつくり、必要になったらすぐに光のある部分に戻って来られるようにします。ダークサイドとライトサイドを行ったり来たりしながら、安全な範囲で探索を進めていくのです。

もう1つは、自分以外の人と一緒に進めていくことです。

They win by making you think you’re alone. (孤立したと思わせるのが奴らの作戦だ)」という台詞があらわすように、孤独だと感じると、ひとは勇気が出なくなります。自分のダークサイドに立ち向かうことは、1人だと難しく感じられます。
でも、2人で一緒に探索するのであれば、どうでしょうか?「皆、そう思うことがあるんだよ」などと、他にも仲間がいることがわかったとしたら、どうでしょうか。
カウンセラーはカウンセリングの場では、仲間であり、探索のガイドもつとめます。一緒に目標に向かって探索し、これ以上は危ないと感じたら止めることもします。もう少し踏み出せば越えられそうだ、と感じたら、先に行って手を差し伸べることもします。たどり着いたら、一緒に喜びます。成長への壁を乗り越える、パートナーとして私たちカウンセラーはいるのです。

さいごに

Never be afraid of who you are.(あなたが誰であるかを恐れないで)」ルークの双子の妹であるレイアは言います。
自分自身を探索することは、ときに不安や恐怖をともなうものです。
しかし、自分の中の明るい部分と、1人ではないということが、不安や恐怖に打ち勝つ力を与えてくれます。
There’s more of us.(味方はちゃんといる)」ので、安心してくださいね。

EASE Mental Managementでは、頑張りすぎない自分でいてもいい、心の安全基地を目指して、心理カウンセリングやコーチングを行っています。あなたの現状や、つい湧いてしまう感情をコントロールしたいときに、私たちのことを思い出してください。

こんなことぐらいで相談してもいいのかな?ということでも、話すだけで楽になることもあります。もし当てはまるかもと思った方や、身近な方にオススメしたいという方も、まずはサービスメニューをご覧ください。

EASE Mental Management 三瓶真理子(公認心理師・臨床心理士)

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