【Q&A】上手なヘルプの出し方はありますか?

Q:ヘルプを出すのが苦手です。もともと人に頼るのがあまり好きではなく、限界まで自分でやってしまいがちです。自分の仕事なのに他の人の手をわずらわせてしまうのが申し訳ないようにも思います。とはいえ、自分でできる範囲には限界があるので、助けを求めるために人に相談したりもするのですが、上手く伝わっていないのか、思うようなサポートが得られないので、余計にヘルプを出すことに抵抗があります。良い方法はありますか?

A:とても大事なことですね。あなたは、いままで自分で頑張ることが多かった。ヘルプを出したこともあったけれど、思うような助けが得られなくてがっかりした。それでももう一度、ヘルプを出すことにチャレンジしてみよう、とされているのは、新たな一歩ですし、とても勇気のあることだと思います。
相手に自分の望みを理解してもらい、動いてもらうための伝え方について、こちらの動画が参考になります。
ハイディ・グラント『ヘルプの頼み方−そしてYESを引き出す方法』
重要なポイントのひとつは、「手を貸して欲しいんです」と、明確に伝えるということ。助けが必要なことなんて見ればわかるじゃないか、と私たちは当事者になった時に思いがちだけれども、実際は助けを求めているかどうかはハッキリ言ってもらわないとわからないのです。周りの人としては、助けたいという気持ちはあっても、いらぬお節介だと思われるのは嫌だから手を出せない、と思ってしまうのもよくあることです。
もうひとつは、なぜ、助けて欲しいのかを明確にすること。自分が助けることに意味があるのか、がわからなければ、人は関心を持たないといいます。

カウンセリングの場面では、依頼の理由や内容をわかりやすく伝えるために、DESCというフレームワークをよく使います。※参考:平木典子(1993)『アサーション・トレーニング』日本・精神技術研究所
D
escribe:事実を描写する
Express:気持ちを表現する
Specify:提案・依頼する
Choose:選択する(または結果を示す)
たとえば、DESCを使ってサポートを依頼するとこのようになります。
「今月27日が納期のタスクが4つあって(事実)、3つは何とかスケジュール調整で上手くいきそうですが、残り1つがどうしても調整が難しい状況です(事実)。忙しいところ本当に申し訳ないのですが(気持ち)、このタスクについて◯◯してもらえないでしょうか(提案・依頼)。◯◯が可能でしたら、早急に△△を進めておきます(結果)。◯◯が難しければ、◇◇で進めたいので、確認していただけますか(選択)。」

もうひとつのポイントとして、誰かに助けてもらうことに抵抗を感じる、という場合、視点や考え方の転換が役に立つことがあります。
少し長くなってしまったので、視点や考え方を変えるヒントについては、次の機会にお伝えしますね。

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