気が乗らないパターン②
「何のために」「どこに向かって」いるのかわからないとき

書類を持つ男性

例)Bさんは、もはや日課となっているいつもの仕事を、今日も1日おこなっています。
慣れているので効率よくこなすことができ、達成感はそこそこあるのですが、
やる気や意欲があるか、というと胸を張ってYESと言えないのが正直なところです。

このようなケースは、自分のおこなっている仕事が
「何を目的としたものなのか」
「どうなることを目指したものなのか(目標・方向性)」

という指標が曖昧になってしまったため、
モチベーションが上がらなくなった可能性があります。

 

このことには、2つの側面があります。

1つは、仕事自体の目的や目標、方向性についてです。

この仕事が社会の中で、もしくは組織の中で
どんな役割を担っていて、誰のためになっているのか。
もしくは、より効率的に、さらに望む結果を拡大するために
今、何をする必要があるのか。
このような仕事自体の目的や目標、方向性が、
忙しい日々の中で、だんだん曖昧になってしまうことはよくあることです。

パズルのピース

このような場合は、

■そもそもその仕事を始めた時のきっかけを思い起こしてみる
■自分の仕事が誰の役に立つことかを明確にし、できればその相手と話してみる
■上司や先輩など、自分よりも経験のある人に相談してみる

などがモチベーションを回復させるヒントとなるでしょう。

 

もうひとつは、自分の人生の目的や目標、方向性についてです。

仕事は、たくさんのものを私達に与えてくれます。
例えば、『経済的な収入』、『社会の一員としての役割』、
『人とのつながり』、『地位や名声』、『自分の新たな可能性』などです。
(もちろん、中には受け取りたくないストレスなどもありますが。)

しかし、自分は仕事によって何を得たいのか?
生活の中で、もっと言うと人生の中で、何を大切にしたいのか?
といった仕事
に求めるものや人生や生活における優先順位が曖昧になっている場合も、
モチベーションが下がることがあります。

登山道と標識

このような場合は、
キャリアコンサルタントや臨床心理士などの専門家に相談し、
自己を知るきっかけとすると、新たな可能性が見えてくるでしょう。

 

また、目的も目標もはっきりしているけれど、
前に進んでいるのかどうかが確認できないときも、
モチベーションはなかなか上がりません。

自分の努力が実になっているのかがわからなければ、
そのことをやり続けるのは難しいものです。

そのような場合は、

■目標を『日』単位で達成できるくらいのスモールステップにし、日々の達成感を得る
■昨日しなかった新たなチャレンジをしてみた、新たな発見をした、などの意識の変化を、
その日の成果や報酬とする(記録するとさらに効果的です)

などが、モチベーションを上げる助けとなるでしょう。

(その3に続きます)